<   2010年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧

口蹄疫の拡大は人的災害か?

現在、宮崎県で発生している「口蹄疫」。

あまりにも政府の対応がずさんすぎと思うのは私だけでしょうか。。。

これまでの経緯:
4月20日 宮崎県において口蹄疫の発生が確認される
4月27日 東国原宮崎県知事が赤松農水大臣に報告、対策を依頼
4月30日 自民党から政府・与党に対策申し入れ→赤松大臣ドタキャン&米国へ
5月1日 東国原知事、政府・与党に対して自衛隊派遣による対策要請→無視される
5月5日 東国原知事、宮崎県内に非常事態宣言に言及
5月6日 自民党から政府・与党に対して対策を再度申し入れ
5月10日 赤松大臣が宮崎県に現地確認に向かう
5月12日 赤松大臣、自民党議員と喧嘩(政府対応を批判されたため)
5月14日 赤松大臣、国税で被害の全額を補償するという趣旨の発言
5月17日 発生後1ヶ月にしてようやく政府として対策本部設置
5月17日 東国原知事、宮崎県内に非常事態宣言発令
5月18日 亀井大臣、金融機関に支援要請?

なぜ、発生確認から1ヶ月も放置されたのか?
なぜ、危機管理対策を講じる判断をくだせなかったのか?
(農水大臣は外遊、福島瑞穂代行は自衛隊派遣に反対、首相は状況を放置)

もちろん、宮崎県側の対応が十分であったとは思いませんが、
都道府県をまたがる対応や、大規模な補償施策、国有地における対策等、
国でなければ出来ない対策もありますよね。
ましてやこういう感染病対策は、いち地方自治体だけで対応できるものではない
と思います。

・感染経路遮断のために、発生地域と未発生地域を分離し移動制限をかける
・近隣の都道府県をまたがって、大規模な消毒対策を実施する
・感染牛の予防的殺処分を行う
・農家に対する補償策を検討する
など、1ヶ月もあれば多くの対策が打てたんじゃないか?と思うんですけどね。

米国などがすごいなと思うのは、こういう場合の危機管理対策の速さ、ですね。
常に「有事の際にどうするか?」というシミュレーションがなされているようです。

日本では、有事の際に迅速に対応できるように事前にシミュレーションを行い、
対策を検討することにはあまり時間は割かれていないんでしょうか?

発生から1ヶ月もたっての本格的な対策など遅きに失しており、
残念ながらすでに被害は拡大。多くの牛さんたちが感染し殺処分されています。

官僚の答弁の中継を見ていると、
「感染が拡大する傾向が見られるようになったので~」
って、拡大する傾向?拡大してるだろ?拡大してからじゃ遅いだろ!
と突っ込みどころ満載です。

あと、中途半端な情報統制なんて役にも立たないわけで、
宮崎県産の肉や乳製品に対する風評被害も懸念されています。
逆に中途半端に情報統制をかけたことが、対策の遅れにつながっているのでは?
と考えてしまいます。

そしてマスコミはこの政府・与党の対応の遅れに対しては、
表立って避難する声を上げていない。。。

鳩山総理は、参院選対策しか頭の中に無いんでしょうかね?
それとも普天間で頭がいっぱいか?

それにしても、
こんな状況の中でタレント議員の擁立など、嬉しそうにやってる場合か?
なんて辛辣なことを思いつつ。。。

(実は最近お仕事でこちら方面に携わっていたりしますので他人事でないのです)

こんな壁紙いかがでしょう?
[PR]
by blackbird2006 | 2010-05-18 00:17 | 政治

公的年金制度崩壊の途上

本日、総務省が発表した15歳未満の推計人口。
前年より19万人少ない1694万人で、29年連続の減少とのこと。
(総人口に占める子どもの割合も36年連続の低下)

どうやっても止まらないこの少子化傾向。
加えて、市場の低迷による資産運用利回りの低迷(一時的な上昇はあったが)
および企業の人件費抑制による、昇給率の低下。

どう考えても現在の「世代間相互扶助」のシステムに基づく公的年金制度を維持できるという根拠が思いつかない。。。

私はかつて公的年金および企業年金に関わる仕事に8年間携わっていて、当時の社会保険庁や厚生労働省と制度面における折衝などを行ってきた経験があります。

その経験の中でも常に疑問であったこと。

世代間相互扶助を単純な計算式にすると(あえて単純化して)、

 年金受給者数×給付額=現役人口×給与×保険料率±積立金取崩(又は積増)

受給者は増える一方、現役人口は減る一方、給与は下降、不足分を賄うための積立金の運用益も期待できず。。。という環境下において計算した場合、現状の給付水準と保険料負担を維持し続けるなら、(現役人口増加か、好景気による積立金運用益の増加及給与水準の上昇が起こらない限り)年金積立金は取崩され続ける一方で、一定期間で底をつくことが簡単に予測できます。

というわけでこの仕組を維持する限りは、給付の切り下げ、保険料率の引き上げが必要になりますし、それが無理なら積立金が枯渇した時点で「世代間相互扶助」の算式が成立しなくなる。。。
そんなことは厚生省(現厚生労働省)の官僚ならよく理解していたはずなのに、給与水準の上昇率と運用利回りの見込みを誤魔化す(としか思えない)ことで「長期的に見れば何とかなります」という姿勢で問題を先送り。

なぜ問題を先送りにするのか? 「政治的な判断」が介入しているのか?

人口の「右肩上がり」または最低でも現状維持、経済の右肩上がり、といった前提が成立していない現状においては、上記の算式を維持し続けることはできず、制度が崩壊することはほぼ確実と思えます。

ミスター年金 長妻大臣、何か対策を進めていらっしゃるんでしょうか?

年金記録の問題が軽いとは言いませんが、それよりももっと重要な課題があります。
少なくともこれから3年以内を目処に新たな年金制度についてのビジョンを打ち出していただきたいものです。それを出すのは、民主党政権ではないかもしれませんけどね。

(ベーシック・インカムとか色々な議論は飛び交っているものの、余り進捗があるように思えないので。。。)



ちなみに。。。年金記録問題。
私が年金業務を担当していた10数年前に既に発覚していました(笑)
私の勤めていた会社が保有している年金加入記録と、社会保険庁の管理する記録を突合したら、不一致がやたらと抽出されましたから。
(それについてどのような対策を打ったかは守秘義務もありますので、ここには書けませんけどね)
[PR]
by blackbird2006 | 2010-05-04 22:39 | 政治


ビジネス系の話でありつつも、ゆるい感じで。


by blackbird2006

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
政治
経済
ビジネス
文化
未分類

以前の記事

2012年 01月
2010年 06月
2010年 05月

お気に入りブログ

むさしの便り、時々さぬき。

最新のトラックバック

テクハラ
from 流れゆくままに

検索

その他のジャンル

ブログパーツ

最新の記事

Amazonレビューでステル..
at 2012-01-10 09:53
ユダヤ人はメルセデスを買わない
at 2010-06-11 06:28
会社における職位名称
at 2010-06-09 06:25
日本企業の人材流動化対応
at 2010-06-08 07:24
口蹄疫の拡大は人的災害か?
at 2010-05-18 00:17

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧